【研修レポート】 リスカするのはするのは気づいて欲しいからではない ある教育機関でこんな研修を受けてきました。 身近な話題の方もいらっしゃるかと思い、レポートで共有したいと思います。 相談支援 日頃の私は、地元の学校で相談支援という仕事をしています。 主に不登校や行きしぶりの問題を抱えているご家庭や生徒の支援です。 いろんな問題を抱える家庭や生徒がいる中、 日々、その背景、見えない事情にも配慮するという感覚を磨いている途中です。 先日「自傷行為」についての 研修に参加したので、レポートととして、 ここに共有したいとおもいます。 ショック 日本の生徒児童の自殺数は、2020年過去最高数となった。 中でも女子高生は2倍に増加。 理由は、学業不振、その他進路に関する悩み、親子関係の不和、健康問題など。 「自傷」リストカット リスカは、故意(自分の意思)による行動という意味では「自殺」と似ているが、 自殺と違うのは、死を望んでいるわけではない。ということ。 死なない程度に自分をきづつけている。というのです。 自傷の方法は2つ 直接的方法、刺す、きる、引っ掻く、ぶつける、など。 間接的方法、過食、拒食、飲酒、薬物など。 10代の子ども リスカの経験があるのは、1割。 そのうち6割が10回以上経験と。 12歳〜13歳 スタート 思春期のゆうつ、反抗、不信感、不満、自我の表現、批判 大人に対しての激しい怒り、恐怖、不安、罪悪感、自責感 相談できない、解決できない生きている実感を味わうために行う。
痛みを持って、不安感を軽減しているのが、リスカという行動となっている。 体の痛みで、心の痛みの鎮痛剤となっている。 自称で心の傷を消した。気持ちを痛みで表している。 というのが気持ち。 言ってみれば生きるために自傷する。 メリット・デメリット メリットは、誰も傷つけず自己解決。 デメリットは、一時凌ぎで、エスカレートする。 程度の軽いことにも自傷を繰り返す。 楽にならずに繰り返し、死にたく無いのに死に向かっている。 傷つけてはダメ自分を大事にしては 言ってはいけない。 その背景にあることに目を向ける。 背景には、DV、虐待、無力化、罪悪感が潜んでいる。 その引き金になっていることに耳を傾ける。 大事なのは、 TALK T・tellー話す A・askー尋ねる L・listenー聴く K・keepsー守る ここまで書いて 辛くて、手を止めました。 ここまでするまでに何があったの? どんな背景があなたを苦しめたの? その苦しみ、辛さ、話して欲しかった。 周りに頼って欲しかった。 でも、それができずに苦しんだんだよね。 辛かったね。苦しかったね。 泣きたかったね。怒りたかったね。 優しくされたかったね。抱きしめられたかったね。 大事な存在だと伝えて欲しかったね。 目の前にいるわけでは無いのに、こんな言葉をかけて泣く。 過去に出会ったあの子の顔を思い出して、 手が震えるほど、嗚咽するほどなく。 私の言葉が、私の存在が、1人で救えるとは思わないけど、 あなたを大事に思っている人は、必ずいるよ。 「助けて」「嫌だよ」「苦しい」「愛して」誰かに伝えて。 聞いてる私たち 実は、カウンセラーは、できることは限られている。 情報は共有するが、感情は引っ張られてはいけない。 負の感情はパワーが強いにで、共倒れにならないように チームで関わるのが大切、ということ。 上の私のように、感情移入しては、本当はいけないんですね。 もし、1人で抱えている あなたや、ご家族の方がいるなら、 誰か力になってくれる方に、協力してもらいましょう。 SOSを出してください。 私も待っています。
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